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自分がイレッサ訴訟を気になる訳


イレッサ訴訟問題。

自分がこの問題についてなぜこんなに気になるのか…それは、強皮症が原因の間質性肺炎で亡くなった方や現在苦しんでいる方が、身近にいるからだと思います。そしてガンに冒され、無事生還した友人もいますし、残念ながら亡くなった尊敬する先輩(肺がんでした)もいます。


さて、昨日書いた記事



続・ろばの穴  薮の中? なんとも心が寒い…心が痛い…

イレッサ和解勧告は「医療の根本を否定」―国立がんセンターが見解 - 医療介護CBニュース - キャリアブレイン

厚労省と同じことをおっしゃっていますね。まぁ天下り先だから仕方ないのか…。だから寒いんだ。




このあと、きょうになってロハス・メディカルで、この会見の全文が掲載されました。読んでほんとに脱力しました。

メディアに振り回されている自分が情けなく、虚しく。この3日間で入ってくる情報「の印象」がめまぐるしく変わり、今回の会見のように、メディアの記事や見出し一つで、まったく受ける印象が違ってくることに、あきれました。




イレッサ和解勧告で、国立がん研究センターが緊急会見|ニュース|ロハス・メディカル

全文は長いのですが、お時間ある方は流し読みだけでもされることをお勧めします。


さらっと抽出引用すると(これも私なりの情報操作となってしまうことに注意、(())カッコは私の注)




今回のような薬剤の副作用で不幸な転帰をとり、受認とされた患者さんやご家族を救済する制度としては、国の医薬品副作用救済制度により健康被害について救済給付が行われていますが、抗がん剤や免疫抑制剤などは対象除外医薬品となっています。




((添付文書には))カテゴリーごとに書いてあるので、例えば全体......、血液に関係するものを1番目に書くとか、そういうことですので、いろんな臓器は順番が後になるんですね。

 従いまして、これ(資料)をご覧になりますと、イレッサは4つ重篤な副作用が書いてありますが、…4番目だから注意しなくていいよ、ということではなくて、私ども医療人としてはどんな順番で書いてあっても同じように、対等に「重大な副作用」として扱う((のが常識です))。




治験や臨床研究は非常に安全な人にやるわけです。

私がやっている治験でも、75歳以上は治験に入れない。あるステレオタイプ((固定的な?))の患者さんを集めるわけです。それで、ある基準をクリアして安全が確認された場合には、薬事を通って販売になるわけです。

 しかしながら、その後、例えば90歳の方に使った場合はどうなのか、というような......。あるいは肝障害がある人の場合にはどうなのかということは世界で誰も分かりません。

 従いまして、市販後調査というものをやります。市販後調査を日本はすぐやりまして......。先ほど、見解の所でお話ししましたように、それで分かったことが、男性とたばこを吸う人、もともと肺に病気を持っている。例えば、肺線維症
 大きくその3つがリスクファクターとして、このお薬を使った場合には間質性肺炎になりやすいということを日本がいち早くつかみまして、世界に発信したので、

 世界で最初にこのお薬を使ったのは日本ですので、「日本(に犠牲者)が多すぎるのではないか」ということではなく......。((結果的に日本の犠牲者の報告が世界の犠牲者を減らした))




(資料)5ページ(イレッサの承認時からの安全対策)に書いてあります。承認時からの安全対策はですね、特別、誰かが、どこかの組織が間違いを犯したお薬の1つということではありません。

 片木さんも天野さんもおっしゃったように、「夢のようなお薬だ」ということをメディアもですね、報道しすぎたということもあるのかなと......。




「いかに国民が納得する制度をつくるか」という方が私は建設的であると思うし、今度のような勧告案は非常に......、私としては投げやりというか、先送りして問題を曖昧にしてきちんと整理されていない勧告案だと考えています。


全部で9ページに渡っていますので、引用が長くなりましたが、つまり私の疑念であった「当初の添付文書がどうであったか」についても述べられていますし、「安全対策云々」についても納得できる説明です。

もちろん、製薬会社、厚労省、出先機関のグレーな関係はこの件にどの程度関与しているかは知りませんが、

厚労省の発言に対し「てめぇ、話をはぐらかしてんじゃねーよ」と罵声を浴びせて済まされる問題ではなさそうです。もっと抗がん剤などの特別な薬への対応の現状など、薬事行政や現場のこと、それらについて根本を理解できるような情報公開の仕組みも必要と思う。今回の会見の最後に述べられているように大切なのは「いかに国民が納得する制度をつくるか」ということになるのでは?と思います。

当事者にもなりうる国民が、曖昧な情報や、偏った情報だけでは、何も判断できません。もっとメディアにしっかりしてもらいたいと思う。

28日の厚労省の見解がどうなるのか、待ちたいと思います。


今日の病状:手指むくみ■■□□□。関節激痛。ボルタレンを我慢していると浮腫みがラク。
…むくみは5段階評価を黒四角でインジケート、■が多いほど不快です。


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びまん型全身性強皮症慢性疼痛(筋筋膜性疼痛症候群)双極性障害II型強迫性障害。趣味は習字と実験。

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