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パスカル「パンセ」

■ パスカル「パンセ」(考えるの受け身形)

「100分で名著」という番組のメモです。なんかいいなと思った言葉をほんとにメモしただけ。


第1回 仕事はどうやって選んだらいいの? 人生の選択

職業の選択は偶然で左右される
人はあらゆる職業に向いている、向いていないのは部屋の中にじっとしていることだ

忙しければ、向いているとかいないとか考える暇はない
我々の本性は運動のうちにある、完全な静止は死である

人間とは何か?

数学者物理学者だったので、論理を徹底する。

人間の願望にはきりがない? よりパーフェクトな幸福を願ってしまう。だから、いつでも不幸なのだ。

豊かであれば自我の使い道が増えてしまい、選択に悩む。


第二回 自己愛の秘密「もっと誰かに誉められたい」

真実を伝えることは人を不快にする 真実を伝えると憎まれる。
真実は必ず人を傷つける。

自己愛とは何か?
じゃ、どうしたらいいか? とりあえず一段上にいってそのことを考えよう。

自己嫌悪も自己愛。自分の欠点を覆い隠そうと全力を尽くす。

人間の欠点を突き詰めていくと、最後は自己愛にたどり着く。

他社と関わっている以上、自己愛から逃げられない。

ドーダ理論(東海林)

名声の追究欲は卑しいけれど、それがあったから人間はここまでたどり着いたのだ。

とにかく「よく考えることが大切だ」


第三回 生きることのつらさをどう乗り越えるか?

死について考えることは死よりも恐ろしい。

現実の辛さから逃れたい

気晴らしがあればその間は幸せになれる
気晴らし=生きることの辛さへ気持ちが向かないようにすること

賭け事など気晴らしがけしからんというのはくだらない、けしからん。

何もしないのが一番辛い 「無為」と倦怠が一番の不幸。

何もしない「予感」が一番辛い。目的なしの休息は辛い。

すべては死に相対する気晴らしである。

考えることが不幸の原因

考えるということは「原罪」であり「尊厳」である 考えるということをさらに考えるのが人間


第四回 人間は考えるから偉大であり、偉大だから考える(人間は考える葦である)

近代科学、現代科学は、デカルトの思想を受け継いでいる。

デカルト:1596 - 1650 「我思う、ゆえに我あり」フランスの哲学者、数学者 近代哲学の父 「方法序説」

デカルトとパスカルの比較
 デカルト:人間の理性は万能である/世の中は全てに原因と結果がある/迷ったらあくまでデータ重視
 パスカル:      限界がある/    偶然によって左右される/    時には直感を信じる

デカルトの思想:世界は因果関係で成りたっていて、メカニズムとして理解できる

人間の技術へのおごりが見直されなければならない事態になった今こそ、パスカルの思想が再評価されるべき
 人間はもっと科学に対して、謙虚になるべき
 
細胞の分化に関する研究で、従来はすべてプログラムに従って分化するとされてきたが、細胞同士が空気を読み合って"発生"的にできている、という説もある。…というふうに、まだ分かっていないことがたくさんある。(福岡さん)

「理性の最後の行動は理性を越えるものが無限に存在することを認めること」

「人はみな変わる。過去の自分はもはや同じ人間ではない。」パスカル
「1年も経てば人間は物質レベルでは入れ替わっていて、もはや違う人間だ」福岡さん

だから、一貫性や自己実現などというのは、ある種の幻想に過ぎない。

デカルト「我思う、ゆえに…」の意味:何がどんなに変わっても、私自身は同一性を保っている。
パスカル「彼女も昔の彼女ではない。私も昔の私ではない」

合理的な考え方の中に保留を設けておくべきだった。

合理的=自己利益の最大化
合理的な考えを突き詰めていくと、非合理になる

人間は、全宇宙の更新されていくプロセスの一部に参加するだけでいい

どんなに考えても、究極の答えはない。問題はどんどん新しく発生する。解決済みということはありえない。



福岡さんの言っていた「1年も経てば人間は物質レベルでは入れ替わっていて、もはや違う人間だ」というフレーズは人間の物理的な話で、パスカルの言っていた「人はみな変わる。過去の自分はもはや同じ人間ではない。」という精神的変化とは実際は違うけど、相似的なんですね。

パスカルの言うことが今の科学にも応用できるということは、真理は、精神も物質も違うことではないという意味に取れます。

同じような相似形はほかにも引用されていました。科学への過信や、人間がもっと謙虚になるべき、解決済みの問題など存在しない、など。どれも、昨今の科学への過信への警鐘と取れます。

「自己利益の最大化」が合理化であること、その個々は悪いこと過ちではないけれど、つきつめていくと非合理になる。…だから、「最大多数の最大幸福」という理論が生まれてくるのでしょうか。今の利権で成り立っている世の中は、合理性のかけらもない気がします。

最後に福岡さんが言っていた「人間は、全宇宙の更新されていくプロセスの一部に参加するだけでいい」というような考えは、非常に共感できます。

私も生物が大好きだった人間なので、その考え、
「1年も経てば人間は物質レベルでは入れ替わっていて、もはや違う人間だ」これは、昔よく友人に熱く語っていたことだ。「あなたの身体の一部は、昨日はミミズだったかもしれないんだよ」って。これを拡大していくと、人間の生命活動すらも宇宙の代謝の一部に過ぎない、そんなことが想像つきます。


そして結局我慢できずに買ってしまいました。
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本当は、品切れ中のこちらが元祖のようなのですが、番組の解説者だった「鹿島茂」先生の訳ということ期待をこめて購入したら、私のような積ん読派にはぴったりの内容でした。
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元祖のほうは内容を見たことがないのですが、鹿島茂先生のほうは1つのメモが1ページになっていて、とても読みやすかったです。寝転びながら好きなページを開くだけでどこからでも読めます。そしてそのどれもが、うーん、と考えさせられる内容でした。


今日の病状:手指むくみ■■■■□。家事やらないせいか関節痛治まっている。アカシジア様むずむず。躁状態なのかあまり眠れない。
…むくみは5段階評価を黒四角でインジケート、■が多いほど不快です。


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びまん型全身性強皮症慢性疼痛(筋筋膜性疼痛症候群)双極性障害II型強迫性障害。趣味は習字と実験。

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